マダム野武士の南仏生活

南仏からつれづれなるままに。

視力検査とアルファベット L'examen de la vision chez l'ophtalmologue

私は小学校高学年の頃から近視のため眼鏡を使用しているのですが、直近で眼鏡を作り直したのが6年前とずいぶん昔のことになってしまい、毎日かけている眼鏡のレンズが傷だらけでさすがに見づらい...ということでフランスで眼鏡を新調するべく、眼科に行って来ました。

 

フランスでは、普段病気になった時にはまずかかりつけ医の診療を受け、医師が専門医での診察が必要と判断すれば診断書を書いてくださるので、その診断書をもって専門医の診察の予約をして病院に行くという流れになります。しかし、視力検査のために眼科に行く際にはかかりつけ医を通さずに、直接眼科に予約をとることが可能です。

 

とは言うものの、眼科や歯科はなかなか予約が取れず、1・2か月待ちが当たり前になっています。かく言う私も1か月半後の日付でようやく予約が取れ、眼科に行って来ました。

 

眼科での視力検査でまず驚いたのが、視力検査の方法です。日本だと、銀色の淵の重たい眼鏡をかけて、そこにレンズを足していきながら壁にかかっているチャートを見ながら視力検査をする、あるいは顕微鏡のような機械をのぞき込んでレンズ越しに見える「C」の穴の開いている方向を伝えるという検査方法が主流かと思いますが、フランスでは目の前にオペラグラスのような小さなレンズが2つ現れて、そのレンズを通して向こう側の壁に映し出されたアルファベットを横1行ずつ読んでいくというスタイルでした。(1行に5文字ほどアルファベットが書かれており、左から右に全部音読してと言われました。)

 

そこで、私を悩ませたのががアルファベットの読み方です!フランス語を適当に勉強していた私はいまだにフランス語でのアルファベットの読み方が分からず(特にが英語とごちゃごちゃになって、どちらがどちらの発音だったか急に分からなくなります。)視力検査以前の問題で、フランス語のテストを受けているかのような緊張感がありました。(笑)

とりわけ「」と「」や「」と「e 」遠目からみると似ているので、視力検査の中で頻繁に目にしたのですが、「」の発音が「ジェー」だったか「ジー」だったか、また「e 」の発音がフランス語だと「ウー」になるのですが、「u 」の発音と私に言わせれば非常ににているので、発音がしづらい...など、地獄のような視力検査でした。

 

改めてフランス語を基礎から勉強し直さないとなと思った、そんな眼科での出来事でした。(笑)